以前、新築マンションといえば、決められたプランのなかから好みのものを選ぶのが一般的でした。しかし、現在では、居室の数を増減させたり、建具のカラーを選んだりと、自分たちの好みにあわせて変更できるのが主流となっています。そこで、新築マンションのプラン変更のトレンドやそのメリット、さらにプラン変更をする際の注意点などについて紹介します。
●プラン変更は、パターンセレクトが主流に
少し前には、水まわりまで含めた自由に設計できるスケルトン・インフィルが登場し、「マンションもフリープランが可能に!」と注目を集めていました。しかし、このフリープランは、隣戸や上下階との排水音や生活音の関係から制限があることも多いほか、自由度が高すぎても選びにくいことなどから、最近ではあまり見かけることはありません。
ですから、現在ではある程度完成している間取りをベースに、間仕切りや収納、カラーや設備などを変更するのが一般的になっているのです。もとになるプランがあるので、イメージがわきやすく、自分たちにあわせた間取りが実現しやすいのが大きなメリットです。
●広さに余裕があれば、自由度も高まる
プラン変更で多いのは、リビングダイニングとその隣接する部屋の変更です。都心部の物件では、以前は広くゆったり使える1LDKや1Rなども登場していましたが、最近では、やはり部屋数が多いほうが便利、SOHOとして使いたいなどの理由から2LDKや3LDKが見直されています。また、和室をなくして全室洋室に変更する人も多かったものですが、現在は和室が欲しいという要望から、リビングに隣接して和室を設けるというプラン変更を行う人が多いようです。
加えて、「スッキリと暮らしたい」という要望から収納部分について、プラン変更する人も増えています。たとえば、通常サイズのクローゼットを広げてウォークインにしたり、リビングのデッドスペースを収納にしたりする人もいます。逆に、空間の広がりにこだわって、キッチンの上部の収納スペースをなくす人もいます。こうしたプラン変更は、ある程度広さがあると選択肢も豊富で楽しいもの。プラン変更を希望するのであれば、2LDK~3LDKの間取りを選び、自分の好みにカスタマイズしていくのがよいでしょう。
●プラン変更により、資産性を高めることも可能
また、間取りを変更することで、住まいの資産性を高めることも可能です。賃貸物件の家賃は、需給バランスによって変わります。たとえば、その1LDKは多いものの、2LDKが少ない地域であれば、1LDKにもう一部屋を設けて2LDKにすることで、将来賃貸にまわしたときに、有利な家賃設定をすることが可能になります。こうした資産性に関しては、モデルルームにいる販売員に聞くだけでなく、購入前に地元の不動産屋などに聞いておき、参考にするのがよいでしょう。
●ポイントは予算とタイミング
プラン変更には、注意点もあります。それは予算とタイミングです。いくら変更が可能だといっても自由度が高くなると、アレもしたいコレも変更したいと欲が出てくるもの。欲張ってオーダーをしすぎると、予算オーバーになってしまうこともありえます。どこまでが無料で、どこからが有償なのかをきちんと確認しておきましょう。
そして、もう一つ注意したいのが、「タイミング」です。いくらプラン変更ができるとうたっていても、実際の工事の進捗状況により不可能なこともあります。オーダー変更を希望するなら、「いつまでに決める」などの期限を確かめておきましょう。また、プラン変更に関しても書面にまとめておき、仕上がりを確認する際の「内覧会」で間違いがないかどうか、きちんと確認しましょう。







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